(みやがわいくたろう)
【近代】
猿投村長、尾三自動車の起源となった路線の発起人代表。西加茂郡加納村に生まれる。父宮川和一郎は愛知県会議員。大正3(1914)~7年に猿投村選出の西加茂郡会議員、大正4年~6年に猿投村長。また、大正元年、東京で自動車の利便性に注目した浦野謙朗らと共同でT型フォードを1台購入した。便乗の申し込みが多かったことからバス事業の有望性を感じ、平戸橋-名古屋市東田町の営業許可を受ける。この時の発起人代表が宮川幾太郎であった。この路線を基礎として設立されたのが尾三自動車株式会社であり、宮川は大正3年の同社設立にも奔走した。
『新修豊田市史』関係箇所:4巻443ページ