ムササビ

 

(ムササビ)

【自然】

齧歯目、リス科。日本固有種、県は準絶滅危惧種に指定。国内では本州、四国、九州に生息する。飛膜があり、樹間を滑空する。歯式は0・1・2・3/1・0・1・3=22。スギの樹皮や若芽を巣材にしたり食物にしたりするので、スギの大木のある林や寺社林を好む。冬と初夏に交尾し、妊娠期間は74日くらいで、1回に1、2仔を産む。雄が生殖可能になるまで2年近くかかる。市内で生息が確認されたのは高橋、猿投、石野、松平、藤岡、小原、足助、下山、旭、稲武の10地区である。


『新修豊田市史』関係箇所:23巻591ページ