(めいてつみかわせんきゅうみかわひろせえきえきしゃ・プラットホーム)
【建築】
東広瀬町(石野地区)。昭和2(1927)年9月竣工。建物は、木造平屋建、切妻造、鉄板葺(近年まで桟瓦葺)平入とする。桁行6間、梁間2.5間、下見板張り、建築面積49.6m2。間取りは西中金駅舎と似ており、待合室、駅員執務室、3畳の座敷と倉庫が付いている。入口には中央に1.5間幅の両引戸が付いていた。待合室は高く、外壁三面は、大きな引違硝子障子を付け内部を明るく開放的にしている。プラットホーム(一線一面)は矢作川に沿って弧を描き、全長80m・幅2.7mで花崗岩の切石積。貨物も扱う駅で、木節煉瓦(耐火煉瓦の原料)の積み出しで賑わっていた。国登録有形文化財。
『新修豊田市史』関係箇所:22巻526ページ