(やくしどうわにぐち)
【美術・工芸】
面径11.5cm、肩厚3.8cm、銅鋳造、永享12(1440)年銘。耳は小型鰐口のわりには大きい両面式で、耳の出も大きく、口唇の出も大きい。面は外から2条、2条、2条の紐帯で3区に区切られるが撞座はない。陰刻銘は両面にあり、表面は「三州下山平郷伊良湖大明神/旦那了道」、裏面は「永享十二年/十一月九日」とある。下山平郷については検討の余地があるが、旧下山村(現下山地区)に関連すると考えられている。
『新修豊田市史』関係箇所:21巻441ページ
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