屋根型

 

(やねがた)

【民俗】〈住生活〉

民家の屋根型は入母屋、寄棟、切妻の3つに分けられる。市域では入母屋が一般的で、尾張平野部と共通するが、矢作川の東側の地域は、北部で長野県の切妻地域、南部で寄棟地域に接しており、市域は寄棟、切妻が交錯する境界領域となっている。なお、旭地区や下山地区には破風の小さな入母屋も少なくない。これを「煙出しのついた寄棟」と表現する資料もあり、入母屋と寄棟の中間的な形といえるかもしれない。〈住生活〉

『新修豊田市史』関係箇所:15巻383ページ