ゆたか会 

 

(ゆたかかい)

【現代】

ゆたか会とは、トヨタ自工と労働組合が一体となって結成した地域づくり組織である。その背景には、昭和37(1962)年2月の労使宣言による労使協調路線への転換があった。豊田ゆたか会は昭和48年11月に発足した。ゆたか会組織は3万世帯12万人にのぼるとされた。給与所得者連合会を前身として政治運動的性格を持ちつつも、自治区と協力してさまざまな地区イベントを実施したが、次第に自治区活動に飲み込まれていった。

『新修豊田市史』関係箇所:5巻199ページ