溶存成分(量)

 

(ようぞんせいぶん(りょう))

【自然】

1リットル中に溶け込んでいる物質(溶存イオン)の量を分析によって把握することで、その地点や地域の水質の汚濁の状況や水質形成のメカニズムについて解析することができる。「水質組成」の項目に示した陽イオンおよび陰イオンの他に、アンモニアや鉄、フッ素、重金属などについての成分量についても、採水地点の土地利用などの周辺環境を考慮して分析を行うことがある。豊田市においても、地域によって多様な土地利用が存在している。例えばNO3−の値が高い地点や地域があった場合、その周辺の土地利用から、値を高くしている原因を推定することができる。

『新修豊田市史』関係箇所:23巻255・257ページ

→ 水質組成