余語正勝  生没年未詳

 

(よごまさかつ)

【古代・中世】

久三郎。衣城主余語勝久の兄。「織田信長画像」を信長一周忌の天正11(1583)年6月に長興寺へ寄進した。長興寺再興に尽力をした弟勝久同様、正勝も当寺と関係があったと推測される。同画像の銘文以外に正勝に関する同時代史料はなく、『寛政重修諸家譜』も正勝の存在を記すものの、詳細はふれていない。当時一流の狩野元秀筆の画像を寄進したことから、正勝は信長の直臣であった可能性もある。

『新修豊田市史』関係箇所:2巻624ページ

→ 長興寺織田信長像