(れいきりゅう)
【自然】
冷気流は、地表面の放熱量が受熱量を上回った状態で起こる現象で、夜間から早朝にかけて地表面からは熱が大気に放出され、冷たい地表面に接する空気が冷やされて発生する放射冷却と呼ばれる現象で起こる空気の流れである。一般的には、日射量の多い夏型気圧配置に比較して移動性高気圧、および冬型気圧配置が緩んだ風の弱い日の夜間から早朝にかけて発生する。このため、標高の高い山頂は気温の逓減率、谷底は冷気流の流出によって気温が下がるため、中腹の気温が相対的に高くなる「斜面中腹温暖帯」が形成され、秋季の紅葉が遅くなることを確認することができる。また、秋季の野焼きの季節に煙が低く立ち込めるのは、接地逆転層の影響によるものである。
『新修豊田市史』関係箇所:23巻152ページ
→ 冷気湖