連絡員   

 

(れんらくいん)

【民俗】〈社会生活〉

ムラには区長から各家に配布物を届け、伝達を行う専門職が置かれ、報酬が出されていた。これを連絡員、アルキサ、アルキ、小使などといった。アルキサ、アルキが廃止されると、広幡(保見地区)ではシマ単位で各家が交代で配布の当番を務め、野見(高橋地区)でも伍長を通して配布物が届けられるようになった。下和会(上郷地区)でも、大正年間に小使、アルキが年行司となり、桝塚東(上郷地区)では各家が毎日交代で務めた。〈社会生活〉

『新修豊田市史』関係箇所:16巻438ページ