図1-2A 坂戸・鶴ケ島台地の地質断面図(関越高速道路線沿い)
日本道路公団および日本住宅公団の資料から作成したもの
図1-2B 坂戸・鶴ケ島台地の地質断面図(関越高速道路線沿い)
紫崎原図
断面では左側の坂戸・鶴ケ島台地と、右側にあたる高麗川の低平地では地質の構成があきらかに違っている。高麗川沿いの低平地は沖積地とも呼ばれ、一番新しい地層である沖積層(完新統)からつくられている。台地は洪積台地とも呼ばれ、完新統よりも古い洪積層(更新統)からできている。
一部を除きいずれの地層も、地表では直接観察できないので、それ以下の地層の状況は井戸やボーリングの資料にたよらざるをえない。その意味でも、関越道、住宅団地、学校、上水道の水源井などの資料は、地下地質を知る大切な情報源となる。