台地上は、平地林や畑地のほか、クワ園やクリ園、茶園などの樹園が広く見られる。クワ園は特に下新田から町屋にかけての台地の西部一帯に多く、この地域は、一部のスギ、ヒノキ林と畑地を除くと大部分がクワ園になっている。これに対し、茶園はこの地域にほとんど見られないのが特徴的で、茶園は他の全町に点在している。クリ園は、太田ケ谷の南部に大規模な樹園があるほか、小規模な樹園が広く点在している。
これらの樹園の雑草群落は、除草、施設等の管理の程度によって異なり、管理が行きとどけば、耕地雑草が増加し、やや管理が粗放になると、ススキ群落等の草地の植物や、路傍に多いヨモギ群落の構成種が増加している。