ヨシは、長い地下茎が泥中に横走し、多数の桿を立てて密生した群落を作り、下層に他の植物がわずかに混生する程度で、ほとんど純群落をつくる(表―17)。地下水位が下がって、やや乾そうしたところでは、オギが混生したりする。また、水田が放置された休耕地にも、ヨシは侵入して群落をつくり、セリなどの種々の湿生の草本が混生する。
表1-17 ヨシ群落の組成 |
上広谷 | 五味ケ谷 | 藤金 | |||
高さ(m) | 3.5 | 3 | 2.5 | ||
植被率(%) | 85 | 95 | 90 | ||
高さ | 0.1 | 0.5 | 0.05 | ||
植被率 | 2 | 1 | 5 | ||
出現種数 | 3 | 4 | 4 | ||
第一層 | ヨシ | 5 | 5 | 5 | |
オギ | + | ||||
セリ | + | ||||
オギ | + | ||||
ツボスミレ | + | ||||
アマチャズル | + | ||||
ヨモギ | + | + | |||
アシカキ | |||||
ヒメジョオン | + | + |