図1-16 TQボーリング柱状図
地表から二〇センチメートルまでは暗褐色の表土、それより下の深度一一〇センチメートルまでは黒褐色の軟らかい泥炭土である。それ以下深度一四五センチメートルまでは明灰色の火山灰質シルト交じり粘土となり、その下は中―細礫交じりの火山灰質シルト交じり粘土となる。おおむね逆木池のTSボーリング柱状図とよく似ている。
地層の対比は、深度一一〇センチメートルまでは泥炭層(P)に、深度一四五センチメートルまでは明灰色の火山灰質シルト交じり粘土は〝鶴ヶ丘粘土層〟(Mc)に、それ以下の砂利交じり粘土は武蔵野砂礫層(Mg)に、それぞれ相当しよう。
花粉分析のための試料採取は、TSボーリングとおなじく約二〇センチメートルごととし、TQ―1からTQ―8までの八試料を採取した。このうち深度一〇〇―一一〇センチメートルのTQ―6を放射性炭素による絶対年代測定用の試料とした。