肥料の覚

346 ~ 347
万延元年(一八六〇)
  正月九日
   一、糠拾俵  高倉 山崎屋亀吉
    代金弐両 両に五拾がへ
     内金壱両渡 正月九日
      金壱両渡 二月十一日済み
       内金弐分六百四十文平八より取る
  正月十八日
   一、種粕(油粕) 四枚 込堂 仙次郎方
    代金壱分弐朱ト  両に九(枚)弐(分)かへ
     三百八拾八文   相渡し済み
  正月丗日
   一、種粕 四枚 同人方
    代金壱分三朱ト 両に八枚八分
     百七文
  二月十四日
   一、酒粕 六俵  高倉 山崎屋亀吉方
    代金壱両也  七月十六日渡し
  六月
   一、大豆 壱石九斗八升 田肥
    代三両壱分三百文 両に六(斗)弐(升)
  六月十日
   一、糠 四俵   猪ノ鼻 遠州屋
    代金壱両也  村方儀八へ渡す
  七月□日
   一、干鰯(ほしか) こけ壱俵 いの花 遠州屋
    代五百五拾文  儀八頼む
  七月廿三日
   一、大豆 (二俵半) 坂戸 秋山
    代金壱両弐分也預け 両に六(斗)四(升)五(合)替
     つり金弐朱ト六百廿弐文余り受取る
  七月廿八日
   一、大豆 四俵   坂戸 秋山
    代金弐両也 内金渡し 両に六(斗)四(升)がえ
     同断 残金済み
  八月廿三日
   一、金三分ト三百五十八文
  九月十八日
    一、灰代      坂戸にて
    金壱分弐朱
   〆金拾両三分一朱ト
       壱貫弐百七拾弐文
     為金(きんとして)拾壱両也