目次
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通史編
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第四編 近世
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第七章 貢租の種類とその動向
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第三節 もろもろの租税
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1 付加税
斗立(はかりだて)(延米)
366 ~ 366
米一俵は三斗五升であるが、実際の量は三斗七升であった。それで三斗五升を本石といい、二升は延米(のべまい)という。元和以前には租米を山盛りにして量ったので、実際は四斗ほども入っていた。それが、山盛りの分を斗掻(とがき)でならすようになったので、その減った分を延米として補うことにした。