昭和二〇年一二月「衆議院議員選挙法」が改正され、有権者年令が満二〇歳に引き下げられ、また、婦人参政権が実現した。この新選挙法に基づき、二一年四月一〇日、衆議院議員総選挙が実施された。
この選挙では、第一、二党の自由党一四一進歩党九四の他、革新政党も社会党九三、共産党六という、戦前とは比較にならない多数の当選者を出し、三九人の婦人議員が誕生した。
埼玉県では、自由党八、進歩党二、社会党二、その他一が当選し、婦人の投票率は六一・三九パーセントと男性の八三・六一パーセントを大きく下回った。
戦後初の総選挙