新憲法の制定

620 ~ 621
憲法改正の意見は、既に敗戦の直後から出されていたが、二一年一月の天皇の人間宣言の後、政府は二月に改正案をGHQに提出した。この時期には、各政党、各研究グループにより、様々な憲法改正私案が作られた。しかし、GHQはこの政府改正案を拒否し、GHQ案を交付した。
 GHQ案に基づく政府の憲法改正草案要綱は、八月に衆議院を通過、一一月三日に「日本国憲法」として公布され、翌二二年(一九四七)五月三日から施行された。
 新憲法の公布、施行の際には、鶴ケ島やその周辺で、新憲法発布記念式典や新憲法精神普及講演会などの開催、憲法発布記念酒の配給、等が行なわれた。