町制施行

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昭和四〇年度に入ると、鶴ケ島の人口は九、〇〇〇人を突破するようになった。役場庁舎も早々に完成という状況の中で、住民の間には、町制施行への期待が広範な高まりをみせていた。
 庁舎落成後の九月、町制施行準備委員会が結成された。委員長には村長が、副委員長には議長、助役がそれぞれ就任し、町制施行を「昭和四一年四月一日を目標におし進める」と決定した。
 一〇月一日の国勢調査では、総人口は九、五八三人に増加している。
 四一年二月三日、県が現況視察に来村。同一七日には、町制施行の申請が村より県知事宛に提出された。
 これらの経過を経て、四一年四月一日、自治省告示第六〇号をもって町制を施行された。県下四〇番目の新町であった。