2 地区別・男女別・年齢別人口

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 地区別(大字・町)人口を見ると、全般に増加傾向にあるが、特に著しいのは町の東部と北部の地域である。この理由としては、東上線鶴ケ島駅・若葉駅・坂戸駅と、越生線一本松駅・西大家駅の存在は無視できない。
 男女別・年齢別人口は、昭和五年以前の調査では年齢区分が特殊であり、また男女で異なっているため、単純な比較考察は困難である。ただ、昭和五年と二五年との間に太平洋戦争が起っており、二〇年間の変化の大きな原因となっている。
表5-47 地域別人口の推移
種別35年7月60年10月35年を100とした場合の60年の数値
大字町名
脚折1,1158,673778
高倉7571,000132
下新田3914,6391,186
中新田2722,079764
上新田353682193
町屋166643387
三ツ木402938233
太田ケ谷8823,010341
藤金4546,3131,391
上広谷7926,813860
五味ケ谷4012,266565
富士見1557,2654,687
共栄365
鶴ケ丘7104,301606
合計7,21548,613674
○住民基本台帳から作成
○35年の共栄の人口は,60年には脚折・三ツ木・藤金・上広谷に含まれる


図5-14 昭和5年の男女別・年齢別人口
国勢調査から作成


図5-15 昭和25年
国勢調査から作成

 昭和四〇年の調査結果を見ると、二〇~二四歳の落ち込みと、一五~一九歳の突出が目立つ。前者は戦中出生の世代であり、後者は戦後生れの、いわゆる団塊の世代である。
 昭和五五年の人口ピラミッドは、町総人口の爆発的な増加の中で作られたもので、その大部分は社会増である。特に三〇代と、その子供たちの五~九歳の年令層が膨張しており、それが学校増築等の要因となったのである。

図5-16 昭和40年
国勢調査から作成


図5-17 昭和55年
国勢調査から作成

 なお、女一〇〇人についての男の比率は、昭和六〇年の鶴ケ島町では一〇二・八となっている。全国で男性人口が女性人口を上回る都県は、神奈川県の一〇四・九を筆頭に、埼玉県一〇二・〇、東京都が一〇一・四、千葉県一〇一・一、愛媛県一〇〇・一に限られている。