教師

714 ~ 714
「学制」によると、「小学校教員ハ男女ヲ論ゼズ年令二十歳以上ニシテ師範学校卒業免状或ハ中学免状ヲ得シモノニ非ザレバ其任ニ当ルコトヲ許サズ」と規定されているが、実際には、従来寺小屋、私塾等の教師であった者が充てられた。
 鶴ケ島学校設立時の教員は宮本多三郎、その後明治一七年までの間教鞭をとった者として宮本貢、山崎伊三次、深谷正利、深谷正英、高沢虎一郎、町田豊次郎等の名が挙げられる。一七年から二二年までの間に勤務した教師としては、本校には大照実辨、関口源吉、大岡亀三郎、長谷川弘蔵、内野與十郎、内野幾太郎、松本米吉、新井九十郎、高沢長吉等が、上広谷分教室には富田某、滝島角次郎、三芳定等が、上新田分教室には木村金次郎等がいた。