芳山公はイギリスにおいて留学生のまとめ役となり生活の世話から金銭管理まで行っていたようで、その中には木戸孝允の子供や毛利家一族の子息もいました。福原家文書に残る芳山公あての手紙などの資料には当時の外国での生活の中で、苦しいながらも勉学に励む様子がうかがえます。
また、条約改正交渉に当たる岩倉使節団へ意見書を届けたり、イギリスの政治体系をまとめた資料を作成するなど、まさに日本の将来を見据えた人材が育っていく姿がそこにはありました。
福原芳山学生証
福原家文書(渡邊翁記念文化協会所蔵)
リンカーンイン領収書
福原家文書(渡邊翁記念文化協会所蔵)
全権大使岩倉閣下に呈する書
福原家文書(渡邊翁記念文化協会所蔵) 岩倉遣欧使節団に対する意見書案
英国政体覚書
福原家文書(渡邊翁記念文化協会所蔵) イギリスの政治体制に対する覚書