宇部共同義会は福原芳山公が目指した、地元の資源を地元の人が開発し、その利益を地元に還元するという「宇部の精神」の出発点になった組織でした。宇部はこの後、沖の山炭鉱や東見初炭鉱らの大規模な石炭会社の出現や、渡邊祐策らのリーダーの存在により、近代産業を代表する都市へと発展していくことになります。
石炭産業により、人口の増加と市街地の拡大が進んだ宇部村は、大正10年(1921年)に市制を施行して、村から一躍市となりました。その後、昭和前期の周辺との市町村合併と、平成期の市町村合併により、現在の宇部市域が形成されています。
宇部市は令和3年(2021年)11月1日に、市制100周年を迎えます。
宇部共同義会創立出願書
西村研吾家文書(宇部市所蔵)
沖ノ山電車竪坑
沖ノ山炭鉱竪坑史跡 国登録有形文化財
宇部市制記念式典
大正12年5月 宇部市市制写真帳から
渡辺祐策銅像
宇部市渡辺翁記念会館敷地内 昭和11年建立