名称 | 沖ノ山(おきのやま)古銭(こせん)発見地(はっけんち) |
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所在地 | 宇部市大字小串 |
時代 | 弥生時代 |
遺構 | |
遺物 | 朝鮮系無文土器、五銖銭、半両銭 |
特徴 | 1760年(宝暦10年)の「掘出覚」(福原家文書)によると、1740年(元文5年)の正月、百姓の市左衛門が小串村の沖ノ山松浜の砂の中から古銭を掘り出し、領主の福原元貞に献上したと伝えられています。 古銭が入っていた甕は朝鮮系の無文土器で、弥生時代中期の終わり頃のものと考えられています。中には、中国の前漢の時代に作られたと思われる半両銭17枚と五銖銭78枚が納められていました。この時代の銭貨が、これほど多量に出土した例は国内では他に確認されていません。甕に入った古銭は、およそ1世紀前半から中頃に日本へもたらされたと考えられており、朝鮮半島や中国大陸との交流を考えるうえで、とても貴重な資料といえます。 これらの出土品は、「沖ノ山出土の中国古銭及び埋納甕」として1985年(昭和60年)山口県指定有形文化財(考古資料)となりました。 |
現状 | |
参考文献 |
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