• デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀
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この画面(歴史探訪)について

「秘蔵の国」といわれた伊賀には、忍者や芭蕉はじめ、いにしえの時代から近代までの各時代の面影が残されています。ここでは、8つのテーマに分けて紹介します。市内各地に残された史跡や文化財、芭蕉遺蹟などを地図からたどることができます。

Iga, known as a “land of treasures”, is the home of ninja, poet Matsuo Basho, and a variety of other remnants from eras ranging from times ancient to modern. Here, they are divided into eight different categories. You can use the map to lead yourself to the historical sites, cultural properties, and relics of Basho found throughout the city.

『歴史的行政区域データセットβ版』(CODH作成)のベクトルタイル地図データを加工してエリア表示に用いています。

歴史探訪テーマ一覧

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 芭蕉は、正保元年(1644)に伊賀国で生まれ、30歳ごろまでをこの地で過ごしています。
 10代後半で藤堂新七郎良忠に仕え、その縁で俳諧に出会いました。寛文6年(1666)、23歳の時に主人良忠が亡くなったことから新七郎家を辞し、同12年、29歳の年に『貝おほひ』を執筆し上野天神宮に奉納したのち江戸に出て俳諧師となりました。40代以降は諸国を旅してまわり、多くの人と交流しながら、俳諧の世界に革新をもたらし、後世に「俳聖」と称えられるまでになりました。
 芭蕉は、江戸に出た後もたびたび帰郷し、生涯にわたって伊賀と関わりを持ち続け、土芳・猿雖・卓袋など多くの門人を育てました。また、「旧里や臍の緒に泣としの暮」(『笈の小文』)、「初しぐれ猿も小蓑をほしげ也」(『猿蓑』)など多くの名句がこの地で詠まれました。
 芭蕉の人となりや作品をより身近に感じてもらえる、芭蕉ゆかりの場所を紹介します。
  • 蓑虫庵
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  • 芭蕉翁生家
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  • 芭蕉翁故郷塚 愛染院
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  • 上野天神宮(菅原神社)
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  • 俳聖殿
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  • 服部土芳墓所
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  • 句碑 さまざま桜
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  • 芭蕉翁記念館
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 伊賀の国は、古くより和歌に詠まれる地名があります。和歌によく詠まれる場所を「歌枕」といい、伊賀の歌枕は中世以降、『歌枕名寄』などにまとめられ、芭蕉を含めた多くの人がその地に思いを馳せて訪れ、和歌や俳諧などの文学作品を生み出し続けました。
 このような数ある伊賀の「歌枕」を含めた和歌ゆかりの地から、特に公開した資料と関係が深い場所を紹介します。
  • 鳳凰寺跡
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  • 垂園森と哀園森
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  • 草蒿寺跡・吉田兼好ゆかりの地
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  • 花垣神社
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  • 上野天神宮(菅原神社)
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 忍者は今や、アニメや映画を通じて“Ninja”として世界中に知れ渡っていますが、想像上の忍者が先行してしまい、実際に戦国時代から江戸時代に実在し、活躍した忍者のことはほとんど知られていません。
 実は伊賀流忍者は、複雑な地形を活用して多くの城館を築き、互いに連携し自らの土地を治め、地域の平和を守り抜いた集団であり、都よりもたらされた新しい文化や宗教、多彩な生活の中から育まれたものなのです。
 日本遺産 忍びの里 伊賀には、現在も伊賀流忍者にまつわる城跡や寺院、神社が多く残されています。ぜひ本物の伊賀流忍者を体感しに、伊賀へとお越しください。
  • 福地城跡
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  • 柏野城跡
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  • 竹島城跡
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  • 壬生野城跡
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  • 百地砦跡
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  • 無量寿福寺
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  • 比自山城跡
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  • 千賀地城跡
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  • 平楽寺跡(上野城跡)
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  • 霊山山頂遺跡
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  • 手力神社
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  • 徳永寺
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  • 松本院
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  • 掛田城跡
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  • 春日神社
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  • 敢国神社
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  • 正覚寺
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  • 藤原千方伝説地
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  • 愛宕神社(忍之社)
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  • 忍町
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  • 勝因寺
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  • 雨乞山城跡
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  • 丸山城跡
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 ヤマト王権の拠点となった奈良盆地に近接する伊賀においては、早くから西方からの古墳文化の影響を受けながら、独自の古墳文化を醸成していきました。本格的な前方後円墳の築造は、奈良盆地と比べると一世紀後の4世紀末となりますが、鏡・剣といった副葬品を有する中小古墳(東山古墳)は、前方後円墳出現前に既に築造されました。
 首長墓たる前方後円墳は、当初はヤマト王権の造営するものと墳形は似たものでしたが、前方部が発達しその規模が拡大化する5世紀半ばから後半にかけて、伊賀では前方部が短くなり、規模の小さなものが造られるようになっていきます。
 6世紀半ばには、前方後円墳にも横穴式石室が導入されるようになりますが、これと軌を一にして横穴式石室墳を主体とする群集墳が爆発的に築造されるようになり、首長墓としての権力を示す前方後円部の築造は終焉を迎えることとなります。
  • 伊予之丸古墳
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  • 東山古墳
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  • 御墓山古墳
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  • 外山・鷺棚古墳群
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  • 勘定塚
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  • キラ土古墳
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  • 御旅所古墳
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  • 車塚
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  • 寺音寺古墳
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  • 鳴塚古墳
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  • 石山古墳
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  • 殿塚古墳 ワキ塚1・2号墳
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  • 久米山古墳群
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  • 辻堂古墳
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  • 城之越遺跡
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 西暦672年、吉野を脱出して伊賀を経由して挙兵した大海人皇子は、壬申の乱で勝利した後、天武天皇となり律令国家の礎を築きます。やがて都は平城に遷り、制度や施設の整備ととともに国際色豊かな天平文化が開花します。
 このころの伊賀国は、当時の首都圏ともいうべき畿内に接し、天武天皇や大友皇子、大伯皇女ら歴史の表舞台に立つ人たちと関わりをもち、人材や資材で宮都を支える一方、さまざまな文物や技術がもたらされました。宮都との交流は、4つの郡にそれぞれ建立された古代寺院の建立にまつわる皇子たちとの関わりや瓦の文様から窺うことができます。また、地方豪族の姿や残されていた木簡、伊賀国庁跡、伊賀国分寺から、伊賀国に律令制が展開していく様子を知ることができます。
日本という国が誕生して急速に整えられていくころの伊賀国の様子について、遺跡を通じて紹介します。
  • 伊賀国庁跡
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  • 伊賀国分寺跡
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  • 長楽山廃寺跡
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  • 鳳凰寺跡
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  • 財良寺跡
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  • 三田廃寺
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  • 御墓山窯跡出土宮殿形陶製品
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  • 森脇遺跡
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  • 下郡遺跡出土木簡
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 上野城は、筒井定次によって伊賀盆地のほぼ中央部に位置する上野台地に築かれた平山城です。慶長13年(1608)、伊賀国へ移封となった藤堂高虎は上野城を大改修し、新たな城下町を建設しました。
 江戸時代になると、高虎の都市計画にもとづき形成された上野城と城下町は、平穏な社会情勢を受けて姿を変化させます。城郭は“軍事の場”から“政治の場”へ、城下町も防衛機能より生活や経済優先の街づくりが進行します。そして、江戸時代が終焉を迎えると、城郭は姿を消し、城下町には新たな公共施設や工場、鉄道などの社会インフラが整備されていきます。
 この画面では、現在の地図に正徳5年(1715)の「上野城下町絵図」を重ねて表示できます。時代とともに移り変わる上野の街の姿を探訪ください。
  • 天守台
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  • 城代屋敷
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  • 蛇谷堀(内堀)
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  • 御屋敷
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  • 京口橋
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  • 太神宮常夜灯
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  • 旧崇広堂
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  • 藤堂藩旧武庫
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  • 藤堂家所縁御殿の御門
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  • 成瀬平馬家長屋門
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  • 入交家住宅
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  • 赤井家住宅
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  • 中森家住宅
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  • 西町集議所
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  • 藤堂家歴代供養墓所
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  • 藤堂玄蕃家墓所
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  • 藤堂新七郎家墓所
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  • 東大手門跡
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  • 西大手門跡
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  • 黒門(釘抜門)
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  • 鍵屋の辻
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  • 寺村家住宅 主屋・前蔵
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  • 藤堂采女下屋敷
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  • 上野天神宮(菅原神社)
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  • 愛宕神社(忍之社)
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  • 万吉稲荷
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 伊賀には、天正9年(1581)の「天正伊賀の乱」による焼失を免れた貴重な社寺のほか、江戸時代の初めに猪田山出の修験者小天狗清蔵の勧進活動によって復興された神社などがあります。伊賀の神社や寺院の建造物のなかでも、文化財指定を受けている寺社建築については、県内最古級のものや、今でも華麗な彩色を見ることができるものがあります。
 ここでは、伊賀の各所で人びと心の拠りどころとして伝えられてきた神社の本殿や寺院の堂舎など、寺社建築について紹介します。
  • 観菩提寺
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  • 大村神社
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  • 高倉神社
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  • 猪田神社(猪田)
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  • 猪田神社(下郡)
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  • 愛宕神社
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  • 常住寺
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  • 西蓮寺
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  • 上野天神宮(菅原神社)
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  • 春日神社
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  • 新大仏寺
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  • 極楽寺
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  • 開化寺
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 上野城下町は、藤堂高虎が建設した城郭と町割りを基本に、明治以降の近代化により都市上野へと変貌を遂げました。明治以降の中心市街地には学校や警察、駅舎や商家など近代化を示す施設が設けられ、それぞれの時代を象徴する建物が建てられました。中心市街地には、明治期の擬洋風建築や大正建築、近代和風建築など近代以降のさまざまな建物を見ることができます。また、近代化とともに産業の発達や人びとの往来が盛んになるにつれて、街道筋に旅館が建てられ、各所に事業所などが建設されました。
 ここでは、明治以降の伊賀の近代化の歩みとともに建てられた明治・大正・昭和の建築について紹介します。
  • 旧小田小学校本館
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  • 旧三重県第三中学校校舎 附正門
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  • 北泉家住宅主屋(旧上野警察署庁舎)
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  • 上野文化センター
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  • 伊賀鉄道上野市駅舎(忍者市駅)
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  • 旅館薫楽荘
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  • いとう旅館
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  • 栄楽館
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  • 旧料理旅館九重旅館
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  • 一乃湯
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  • 長谷園
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  • 伊賀文化産業城
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  • 俳聖殿
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  • 上野市上水道水源地送水機関室
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  • 福岡醤油店
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  • 料理旅館梅屋
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  • 旧上野市庁舎
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