ごあいさつ

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 平成29年度第3回企画展・市制施行50周年記念事業「八千代三万年の足跡」を開催するとともに、本展の展示解説書を刊行いたします。
 八千代市は、本年1月1日に、市制施行50周年という大きな節目を迎えましたが、これを機に当館では記念事業として、本展の開催及び解説書の刊行を計画いたしました。
 「八千代“市”」の名称は50周年ですが、まだ地名が確認できない約3万年前のこの地に、はるかな旅を経てたどり着いた人々がいました。その人々が使用した石器類は、萱田地区などの遺跡群から多数発見されております。
 その後の長い歳月の間、多くの市民の方々が、今日何気なく踏みしめている大地には、よく見ると、数え切れない多くの人々の、喜怒哀楽を記した「足跡」が残されています。
 このたび、これらの八千代の永い歴史の中で数多く残された足跡から10のできごとをえらび、今日の八千代に到達した道程の一端を展示と本書で紹介することといたしました。
 なお、本書は展示の解説書として作成しておりますが、八千代の歴史の一部を知る資料として、企画展終了後も学校をはじめとしてご家庭などでもご利用できることに配慮いたしました。
 終わりに、本展及び解説書の作成に当たり、多くの機関・個人の方々のご協力をいただきました。記して謝意を表させていただきます。
 平成29年10月3日
 八千代市立郷土博物館