目次
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01 八千代に足を踏み入れた狩人たち-旧石器時代-
旧石器時代人の痕跡
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旧石器時代のくらしを示す痕跡(遺構(いこう))には、石器製作の作業中に散らばった剥片(フレーク)、砕片(チップ)や石器、調理などに使用されたこぶし大などの円礫が集中して出土する場所、状態(ブロック)の確認が、旧石器時代の発掘で得る希少な成果で、他に地表で火を使用したことを示す土が焼けた痕跡などが当時のくらしを知る貴重な資料となっています。
これらは時に、直径数メートルのみ生活の跡を示す石器の集中する場所が、いくつも環状に並ぶこともあります。
坊山遺跡の環状の石器集中地点