古墳時代の玉作り

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 古墳時代中期、房総地域では、主に①緑色凝灰岩製の管玉、②剣・刀子(とうす)・斧などの鉄製品や銅鏡・玉類を滑石(かっせき)で作った石製模造品(せきせいもぞうひん)、③滑石や蛇紋岩(じゃもんがん)製の石枕・立花(りっか)が出土します。
 八千代市域では、萱田遺跡群などに滑石製模造品を作る工房が現れます。権現後遺跡・北海道遺跡・川崎山遺跡などです。これらの石製品は、古墳に副葬されたり、祭祀に使われたりしました。その祭祀は、畿内の大和王権が主導したものと考えられています。

北海道遺跡の石製模造品