市域には25ヶ村あり、18村が千葉郡、7村が印旛郡に属していました。当時の村名が今も字名や住所として残っています。
　大和田新田村と高津新田村は、江戸時代前期から中期に開発された新田村(しんでんむら)です。
　市域は、佐倉藩や幕府の直轄地(ちょっかつち)、旗本知行地(はたもとちぎょうち)、長瀞藩(ながとろはん)(現山形県)が治めていた村などで構成され、館蔵の古文書には、藩主や旗本の業績などが記されています。

江戸時代の市域(25ヶ村)

　現在確認されているだけで、博物館所蔵の5ヶ村6葉(よう)、印西市に8ヶ村8葉の計13ヶ村14葉の村絵図が残り、当時の様子を物語っています。古文書からは、村の人口や年貢、制度など、当時の生活の様子がうかがえます。

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　大和田新田、高津村、高津新田に接する辺りには、下野牧(しものまき)と呼ばれる幕府の牧がありました。村から牧に入る道には木戸が設けられました。その1つが新木戸です。八千代台南には、今も野馬除土手(のまよけどて)のわずかな痕跡が残っています。