浦家資料

浦家について

克己堂跡

克己堂跡

浦家は、小早川家の分家であり、毛利家の家臣として、上関海峡の監視を任され、柳井市に隣接する上関に住んでいましたが、1644年に柳井市阿月に移住し、それ以降、阿月を治めてきました。浦家が持参し、移住した頃から始まった「阿月神明祭」は、国の重要無形民俗文化財に指定され、現在でも伝承されています。

浦家代々当主の中でも、第16代当主「浦靱負」(1795~1870)は、幕末の長州藩をリードした人物で、阿月に家臣教育のための郷校である「克己堂」を創設しました。克己堂からは、明治維新で活躍した世良修蔵や赤禰武人など数多くの人材を輩出しています。

江戸での執務の最高責任者に抜擢された靱負は、1853年のペリー来航時に江戸湾岸の海防に対応したことでも有名です。

幕末の藩主毛利敬親の懐刀として活躍した靱負は、萩や江戸に赴くことが多く、多忙を極めた靱負に代わって領内の政務を担ったのが、第17代当主「浦滋之助」(1825~1880)です。

柳井図書館には、浦滋之助が幕末維新期に書いた日記など、各種資料が所蔵されています。

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