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説明
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福島県会津地方で発見されたことから、この和名が付けられています。日本での分布は本州中部地方以北~北海道です。福島から遠く離れた九州の熊本の、しかも泉町の葉木の石灰岩地の森の中の30m四方にのみ、株立ちの10個体が生育していたのです。陽光を好むイブキシモツケに比べ、林内にあり「ひっそりと咲く」という感じの強い植物でした。花は、4月下旬~5月にかけて咲きます。花茎10mmほどの5弁花が集まり、雄しべの20本が花弁より長く伸び、優雅さと気品に満ちた花を咲かせます。しかし、ここも、近年の大雨や石灰岩の崩壊で埋まり、シカの食害で花の咲くような株は消滅状態です。小さな株が崖の縁に数株細々と生きているのが現状です。この地に生きてきた証を残させてやりたいものです。
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