『行橋市史』の発刊にあたって
行橋市が市制をしいてから五〇年の歳月が過ぎていきました。
『行橋市史』の刊行は、この市制施行五〇周年の記念事業として、前市長の柏木武美氏が平成一一年に企画をされ、着手されたものです。編纂事業は平成一六年一〇月に通史編の上巻を刊行し、平成一八年三月に中巻・下巻、続いて各編ごとの資料編を発刊することになっております。
幸いこのたび予定どおり、第一回の発刊事業である通史編上巻の上梓をみるに至りました。編纂にあたっては、より正確な史実を記録にとどめるべく、編集には大変多くの時間と労力を費やしました。お陰さまにてたくさんの方々から資料のご提供とご協力を得て、貴重な史実が明るみに出されたことはこの上ない喜びであります。
かつて昭和三五年、初めて『行橋市史』が編纂されてから約四四年ぶり、しかも新しい市史が、広く深く各分野にわたって、体系的に集大成されたことは、市制施行五〇周年記念事業としては誠に意義深いものがあります。
ここに長期にわたって困難な事業の遂行にご尽力を戴いた執筆委員、ならびに貴重な資料を快く提供して下さった皆さま方のご労苦とご協力に対し、心から厚くお礼を申し上げます。
今や行橋市は「環境と共生した躍動都市ゆくはし」の実現に向かって日々発展を遂げています。本市史が、先人より受け継いだ伝統をさらに発展させるよき資料として、市民生活のすべての面で活用されることを切望して序文といたします。
平成一六年一〇月一〇日
行橋市長 八並康一