行橋盆地内には段丘地形がよく発達している。これら段丘地形は、第四紀更新世(約一六〇万~一万年)に形成されたものである。段丘は成因上二種類の段丘が観察される。
その一つは海岸段丘で、長井から稲童浜地域の海岸、周防灘に面した沿岸に発達するものである。その二は、行橋盆地の平野部を取り巻くように発達する河成段丘である。
河成段丘はさらに、段丘面の高さによって、三つの面に区分される。すなわち、高位段丘(標高、九〇~五〇メートル)、中位段丘(標高、三〇~一五メートル)、低位段丘(標高、一五~一〇メートル)の各段丘面である(図1)。