壁画系装飾

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 六世紀前半~中頃から出現し、これまでの赤・青・白・緑から黄・黒色が増え、文様も船・鳥・馬など絵画的様相が強くなる。この時期が九州で最も装飾古墳が盛行した時期である。六世紀後半になると新たに太陸系の画題の日月星辰(せいしん)や四神が現れる。そのほか黄泉(よみ)の世界を表す星、太陽を表す烏(からす)、月を表す蝦蟇(がま)、方位を表す四神(東-青龍(せいりゅう)、西-白虎(びゃっこ)、南-朱雀(すざく)、北-玄武(げんぶ))など中国思想の系譜をひいている。
 六世紀末頃になると竹原古墳など大陸系画題もみられるが、彩色も赤・黒など一~二色となり、かわって周辺地域に線刻画が流行し始める。