目次
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第三編 中世
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第一章 中世行橋市域における歴史的動向
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第五節 応仁・文明の乱と大内政弘
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一 大友親繁の進出
前将軍義稙の上洛
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明応八年(一四九九)の冬、前将軍足利義稙(よしたね)は管領細川政元と対立し越中へ逃れ、朝倉氏の応援を得て、入洛しようとしたが、近江国坂本で六角高頼(たかより)に敗れ、河内国へ遁れさらに大内義興を頼って山口へ下向した。大内義興は領国を固めてから義稙を奉じて上洛しようと考えた。将軍足利義澄(よしすみ)と細川政元は、少弐、菊池、阿蘇、大内高弘ら大名や国人衆に呼びかけ、義稙・義興の上洛阻止を画策した。これに応じて大友親治は豊前国に侵入を開始した。