目次
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第三編 中世
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第一章 中世行橋市域における歴史的動向
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第五節 応仁・文明の乱と大内政弘
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三 今井津
米相場
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享禄(きょうろく)五年と思われる九月一四日付、守郷、実任の連署で友枝隼人佐(ともえだはやとすけ)へ宛てた書状に、椎田の税はしっかりと徴収し、今年もそれで米を買い入れ山口に送ること、米の相場については今井津の給人千手与一左衛門(せんじゅよいちざえもん)に尋ねよ、と代官友枝隼人佐に指示している。今井で米が頻繁に取引されていたことがうかがえる。