勢場が原の合戦

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 天文三年四月六日、速見郡に進入した周防勢は勢場が原(せいばがはら)で豊後速見国東郡衆と大規模な合戦を繰り広げ、吉弘石見守氏直ら多数を戦死させた。周防勢も杉長門守重をはじめ多くの戦死者を出した。この頃、国東の姫島沖や臼野へ大内方の船が出没しており、田原親董の帰国作戦が試みられたが失敗に帰している。