目次
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第三編 中世
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第一章 中世行橋市域における歴史的動向
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第六節 毛利と大友の抗争と戦国時代
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二 大友・毛利の戦闘
今井、小倉などの狼藉
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弘治二年(一五五六)と思われる一〇月二〇日付で、吉岡長増、田北鑑生、臼杵鑑続、雄城治景の大友家加判衆の連署に佐田弾正忠に対して、今井、小倉、そのほか津々浦々に悪党出没して狼藉(ろうぜき)を働いていると聞く、事実であるならば即刻駆けつけ打ち崩すべきことが、命じられている(佐田文書)。この悪党とは毛利の支援を受けた筑前国人秋月氏のことである。