義鎮、豊前国守護となる

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 事実上、北部九州支配の実績と幕府への莫大な献金によって、永禄二年六月に大友義鎮は豊前国・筑前国・筑後国の守護職に補任(ぶにん)され、四カ月後には、九州探題、大内家家督、周防、長門国守護職までも与えられた。永禄六年には豊後在国のまま将軍足利義輝(よしてる)の相伴衆(しょうばんしゅう)に任ぜられ、まさに大友義鎮の絶頂期であった。