目次
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第三編 中世
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第三章 京都平野の城郭と遺跡
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第一節 城郭
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二 行橋市内の山城
宝山城
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『豊前国古城記 安政六年写』に「城跡一ヶ所 宝山村の内宝山(たからやま) 右は安藤市次郎」と、行橋市大字宝山に所在を記している。豊津高等学校所蔵「豊前国小倉領絵図」に宝ヶ嶽城と記している。現在、宝山集落に囲まれ神社が鎮座している岡を宝山という。ここに方形区画(ほうけいくかく)を連想させる土塁の一部が残っている。江戸時代初頭の城跡であろうか。『豊前国古城記安政六年写』記載の「安藤市次郎」は検討を要する。