19 鳥井原(とりいばる)遺跡(行橋市大字下崎字鳥井原)

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 京都平野の中ほど、幸山の東側の洪積台地の上にある。須恵器、土師器、青磁器などが採集できる。入覚にある妙見社の一の鳥居とか、妙見社の鳥居馬場であるとかの伝承も残っている。字鳥井原は長方形区画であり、今後の調査が望まれる。永禄四年の門司城合戦にて毛利勢に大敗した大友勢が、鳥井原、黒田原、国分寺原を通り豊後に退去している。古代中世以来苅田、京都峠、鳥井原、久保を通り国府さらに宇佐八幡宮に連なる豊前国の主要道路に隣接する遺跡として重要である。今後調査が望まれるとともにその保存対策も必要である。