第五節 育徳館の発足

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 明治二年(一八六九)一一月、香春政府は藩庁を仲津郡難行原に移し、地名を豊津と改称し豊津藩が発足した。豊津藩は教育を重視し、新たな学館の建設に着手した。その建設費七〇〇〇両は、行事の豪商玉江彦右衛門の寄進であった。