海岸防衛について部署を発令

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 小倉藩では三月二五日、海岸防衛について部署を命じた。小笠原正の隊は延命寺台海岸、渋田見舎人(とねり)の隊は小倉橋本より東門司口に至る海岸、福原七郎左衛門の隊は小倉橋本より西平松口に至る海岸を警備するよう発令した。各々の隊は、急信号の報を受けると直ちにその部署に赴くよう命じ、隊下にはあらかじめこれを周知徹底することを求められた。
 なお宮本伊織の隊は、予備軍として隊下を自宅にまとめ命令を待つことを命じられた。さらに三月二六日、原三左衛門の上京に当たり島村志津摩を隊将に命じ、海岸筋の防衛について最高責任者としての任を与えた。