表4 明治39年の京都郡郡会議員 | |||
議員名 | 住所 | 議員名 | 住所 |
和田又八郎 | 苅田村 | 村上栄続 | 今元村 |
玉井美智穂 | 小波瀬村 | 磯村保平 | 蓑島村 |
森本市五郎 | 白川村 | 城戸厳治 | 仲津村 |
松本定之 | 椿市村 | 進古太郎 | 祓郷村 |
長野米太郎 | 諌山村 | 宮下賢造 | 豊津村 |
木村松次郎 | 久保村 | 宇野寅彦 | 犀川村 |
木村藤太郎 | 黒田村 | 高田常松 | 犀川村 |
村上欽次郎 | 稗田村 | 中村大三郎 | 犀川村 |
古川右衛 | 延永村 | 進宗太郎 | 節丸村 |
長野盛徳 | 行橋町 | 藤川長治 | 城井村 |
柏木守三 | 行橋町 | 小野定次郎 | 伊良原村 |
小熊惣太郎 | 今川村 | ||
出典:古田隆一『福岡県全誌 付録』明治39年 |
町村議会の様子がわかる資料や記録はほとんど残されていないので、行橋町の町議会の様子を昭和三五年に編纂された『行橋市史』によって見てみよう。同書によれば、初の町会議員は長野盛徳、井道九市、飯野善平、玉池彦四郎、佐々木加太郎、桝見茂平、草野信吉、富永方雄、犬塚弥太郎、福島甚六、森定蔵、山本勝平、中野祐太郎、進祐造、末広文六、松本清治、森昇蔵で、町長が片山豊盛であった。
町会は今元村元永の片山町長宅で開かれ、議員は紋付、羽織、袴で威儀をただし議案を審議したと記されている。町会が済むと、決まって宴会になったらしい。ただし、当時の議員は名誉職で無給であったし、宴会費は自腹であった。