耕地整理組合の結成

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 この地区内の地主は六四名いたが、大正一二年二月二八日、行橋小学校で地主集会が開かれた。町の現勢より将来性を展望して宅地化が絶対必要であること、耕地整理法に基づいて施行することが有利であることが説明され、協議された。多少の異論は出たが、結局は満場一致で承認され、直ちに組合設立認可申請の手続がなされた。
 県知事の認可を得たのが三月九日付であり、三月一四日に組合総会が招集され、次の役員が選出された。
組合長 徳田伊勢次郎 ▽組合副長 柏木勘八郎
評議員 福島貞次郎、井道嘉助、桝見俊英、米原七兵衛、白川重憲、中野吉蔵、広瀬正和、尾形千三郎

 この顔ぶれを見ると、徳田を除いて、当時における行橋町の地主の錚々(そうそう)たる面々であった。