目次
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第七編 近代
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第二章 産業・経済
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第二節 漁業
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二 大正・昭和初期の漁業
蓑島への打瀬船入漁
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昭和期に蓑島でエビ加工業をしていた丸谷久夫家文書によると、他県からの打瀬船入漁は昭和一八年まで確認できる。昭和二~七年は一九隻の入漁があったが、同一四年七隻、同一五年五隻、同一六年四隻、同一七年七隻、同一八年四隻となり、戦争のために大きく減少した。なお、同家のエビ加工業経営は同一九年で終了したとみられる。他浦でも同様に、県外からの打瀬網入漁は減少し、エビ加工業に大きな打撃を与えたであろう。