自転車の配置と電話の架設

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 明治三六年七月、県下二八の警察署に八〇台の自転車が配置され、これと同時期に各警察署に電話も架設された。
 行橋警察署には自転車三台が配置されたが、電話とともに警察活動の近代化に大いに役立つ利器だった。署長は「足で歩いたのではうだつがあがらない。諸君はいまのうちに自転車に乗りおぼえておかないと物の用には立たない」と訓示した。
 このころになって、町にも自転車が登場し、自転車による交通事故がおこってきた(『行橋警察署七五年史』)。