目次
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第七編 近代
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第四章 社会・生活
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第二節 治安
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一 警察制度の確立と変遷
大正期の事件・事故
246 ~ 247 / 840ページ
『福岡県議会史』に大正八年の地方別の「受刑者の罪質調」が掲載されている。これによると、京都郡の犯罪状況は次のとおりである。
受刑者総数三〇 窃盗一三/賭博富籤八/詐欺恐喝三/傷害二/殺人一 計二七
また、『行橋警察署七十五年史』に、大正八年の行橋署調べの交通事故数が次のように記されている。
大正八年一年間の交通事故は、自動車一〇、鉄道事故二、自転車二、荷車・人力車各一の計一六という状況だが、みな軽傷、不注意によるものが大部分。これは昭和に入って太平洋戦争に入るまで年最高二五、最低一〇件となっている。