第二次九州共産党事件で潰滅

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 昭和九年一月二七日、大分県北で真辺武夫ら七〇名が検挙(一三名が起訴)された治安維持法違反事件、いわゆる第二次九州共産党事件が発生し、京都郡においても、真辺らと関係を持っていた高橋武種、徳永房太、森毅、中原醇、糒弘、前田英俊、丸山元平、宮原敏勝、石生隆光、井上精、宮本正子ら共産党系活動家が一網打尽に検挙された(徳永隆男聞き取り)。これを契機に、京都郡の全農全国会議派は壊滅状態となり、その後、組織的な運動は展開されていない。