無産派代議士の誕生

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 田原春次は、こうした地域住民運動の高揚を背景に、昭和一一年二月と翌年四月の衆議院総選挙に社会大衆党公認で立候補し、昭和一二年総選挙では一万六九五一票を獲得し第三位で初当選を果たした。京都郡でも二〇四四票(得票率一九%)を獲得している(表2参照)。